文献詳細
臨床実験
文献概要
I.緒言
眼窩に発生する横紋筋肉腫については,最近,海外ではかなり多数の報告1)〜5)が見られ,小児における眼窩腫瘍の中では最も頻度の高い原発性悪性腫瘍として注目されている。一方,わが国においては,なお,ごく稀な疾患とされ,その報告もわれわれの調べたかぎりでは7例6)〜12)にすぎない。
今度われわれは,57歳という比較的高齢の婦人に見られた眼窩横紋筋肉腫の1例を経験したので報告する。
眼窩に発生する横紋筋肉腫については,最近,海外ではかなり多数の報告1)〜5)が見られ,小児における眼窩腫瘍の中では最も頻度の高い原発性悪性腫瘍として注目されている。一方,わが国においては,なお,ごく稀な疾患とされ,その報告もわれわれの調べたかぎりでは7例6)〜12)にすぎない。
今度われわれは,57歳という比較的高齢の婦人に見られた眼窩横紋筋肉腫の1例を経験したので報告する。
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