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第21回臨眼グループディスカッション
小児眼科
著者: 湖崎克・他1
所属機関: 1大阪市立小児保健センター
ページ範囲:P.1311 - P.1315
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パネルディスカッション
テーマ「未熟児の眼科的管理
1.未熟児管理の最近の動向
国立小児病院における未熟児の死因は,肺硝子膜症,頭蓋内出血および先天奇型が最も多く,感染症,肺出血がこれにつぎ,入院が遅れたために交換輸血を行なつたにもかかわらず,核黄疽で死亡したものが少数あつた。未熟児の死亡を減少させ,かつ後遺症を予防するために,これらの疾患に対する適切な管理が重要である。
チアノーゼを示す未熟児には,チアノーゼを消失させる最低濃度の酸素を投与する。呼吸障害を有する未熟児には高濃度の酸素を投与しなければならないことがあるが,この場合は動脈血PO2を測定することが望ましい。われわれは側頭動脈より採血し,エレメーターでPO2を測定している。酸素投与中の未熟児のPO2は50〜150mmHgの間にあつたが,少数例は50mmHg以下,あるいは160mmHg程度の値を示した。
パネルディスカッション
テーマ「未熟児の眼科的管理
1.未熟児管理の最近の動向
国立小児病院における未熟児の死因は,肺硝子膜症,頭蓋内出血および先天奇型が最も多く,感染症,肺出血がこれにつぎ,入院が遅れたために交換輸血を行なつたにもかかわらず,核黄疽で死亡したものが少数あつた。未熟児の死亡を減少させ,かつ後遺症を予防するために,これらの疾患に対する適切な管理が重要である。
チアノーゼを示す未熟児には,チアノーゼを消失させる最低濃度の酸素を投与する。呼吸障害を有する未熟児には高濃度の酸素を投与しなければならないことがあるが,この場合は動脈血PO2を測定することが望ましい。われわれは側頭動脈より採血し,エレメーターでPO2を測定している。酸素投与中の未熟児のPO2は50〜150mmHgの間にあつたが,少数例は50mmHg以下,あるいは160mmHg程度の値を示した。
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