icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科22巻10号

1968年10月発行

文献概要

眼・光学学会

スリットランプ装置による水晶体曲率などの測定の一方法(III)

著者: 木村健1 中島章1 中川治平2

所属機関: 1順天堂大学眼科学教室 2オリンパス光学

ページ範囲:P.1327 - P.1331

文献購入ページに移動
I.はじめに
 生体における眼屈折要素の測定は,角膜を除き非常に面倒で,臨床的に簡単に測定することが困難である。近年,超音波による測定方法1)が発達し,眼軸の計測は簡単に行なえるようになつたが,水晶体計測はまだまだ複雑な手続を必要とする現状である。
 われわれはphacometryの手法および計算を簡略化するため,「スリットランプ装置による水晶体曲率などの測定の一方法」2)3)を発表してきたが,今回,1960年Niesel4)が試みた手法とポラロイドカメラを取り入れてこの方法を発展させ,臨床的な測定がきわめて容易に行なえるように試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?