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連載 眼科図譜・133
クロロキン網膜症
著者: 管原憲1 志賀信夫1
所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1363 - P.1364
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クロロキン製剤による網膜症が報告されてから久しいが,その定型的眼底写真は比較的少ない。われわれは,最近約10症例について長期間経過観察する機会に恵まれ,その病型も必ずしも同一でないことを知つた。そのうち,比較的早く症状を現わし,中心暗点を示す型や,慢性に経過して視野の狭窄を示す型などがあることがわかつた。この図に示す症例は,そのうち前者に属するもので,その眼底写真,螢光眼底写真および視野を供覧する。
クロロキン製剤による網膜症が報告されてから久しいが,その定型的眼底写真は比較的少ない。われわれは,最近約10症例について長期間経過観察する機会に恵まれ,その病型も必ずしも同一でないことを知つた。そのうち,比較的早く症状を現わし,中心暗点を示す型や,慢性に経過して視野の狭窄を示す型などがあることがわかつた。この図に示す症例は,そのうち前者に属するもので,その眼底写真,螢光眼底写真および視野を供覧する。
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