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臨床実験
合併散瞳暗室緑内障負荷試験—その1正常眼における成績
著者: 真壁禄郎1
所属機関: 1フランクフルト大学眼科(元新潟大学眼科)
ページ範囲:P.1385 - P.1388
文献購入ページに移動I,緒言
点眼散瞳試験ならびに暗室試験は,特に狭隅角緑内障診断に適する負荷試験であるが,広隅角緑内障にも陽性のことがある。両試験の作用機序は多少異なり,暗室試験においては,局所性の他に中枢性の因子も関与していると考えられ(Fei—genbaum, Magitot, Weinstein, Higgit, Thiel&Hollwich, Ungerら),事実両試験の成績間に著しい相関がない(Bloomfield&Kellerman,真壁)ことから,散瞳,暗室試験を合併して同時に施行することにより,より高い診断的価値が期待される。
以上の考えに基づき,合併散瞳・暗室試験を試みた。まず正常眼につき実験して,陽性判定基準を算定した。
点眼散瞳試験ならびに暗室試験は,特に狭隅角緑内障診断に適する負荷試験であるが,広隅角緑内障にも陽性のことがある。両試験の作用機序は多少異なり,暗室試験においては,局所性の他に中枢性の因子も関与していると考えられ(Fei—genbaum, Magitot, Weinstein, Higgit, Thiel&Hollwich, Ungerら),事実両試験の成績間に著しい相関がない(Bloomfield&Kellerman,真壁)ことから,散瞳,暗室試験を合併して同時に施行することにより,より高い診断的価値が期待される。
以上の考えに基づき,合併散瞳・暗室試験を試みた。まず正常眼につき実験して,陽性判定基準を算定した。
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