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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科22巻12号

1968年12月発行

文献概要

臨床実験

螢光造影法により発生機序の明らかとなつた網膜色素線条症の黄斑部変化

著者: 福田雅俊1 林恵美1

所属機関: 1東京大学医学部付属病院分院眼科

ページ範囲:P.1483 - P.1486

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I.はじめに
 網膜色素線条症(Grünblad-Strandberg症候群)が眼底後極部の出血を伴う場合のあることは,多くの症例報告を通じて古くからよく知られている事実であるが,時にその黄斑部の変化が,本来ある網膜色素線条症に由来するものか,あるいは他の原因によるものかを判定するのに困難な場合もある。われわれは最近このような症例に遭遇し,螢光眼底撮影の結果,はじめて診断を明確にすることができた1症例を経験したのでここに報告したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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