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文献概要
臨床実験
螢光造影法により発生機序の明らかとなつた網膜色素線条症の黄斑部変化
著者: 福田雅俊1 林恵美1
所属機関: 1東京大学医学部付属病院分院眼科
ページ範囲:P.1483 - P.1486
文献購入ページに移動I.はじめに
網膜色素線条症(Grünblad-Strandberg症候群)が眼底後極部の出血を伴う場合のあることは,多くの症例報告を通じて古くからよく知られている事実であるが,時にその黄斑部の変化が,本来ある網膜色素線条症に由来するものか,あるいは他の原因によるものかを判定するのに困難な場合もある。われわれは最近このような症例に遭遇し,螢光眼底撮影の結果,はじめて診断を明確にすることができた1症例を経験したのでここに報告したい。
網膜色素線条症(Grünblad-Strandberg症候群)が眼底後極部の出血を伴う場合のあることは,多くの症例報告を通じて古くからよく知られている事実であるが,時にその黄斑部の変化が,本来ある網膜色素線条症に由来するものか,あるいは他の原因によるものかを判定するのに困難な場合もある。われわれは最近このような症例に遭遇し,螢光眼底撮影の結果,はじめて診断を明確にすることができた1症例を経験したのでここに報告したい。
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