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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科22巻12号

1968年12月発行

文献概要

臨床実験

毛様筋麻痺剤Cyclogylの使用について

著者: 岩田脩1 坂井淳1 森哲也1 津坂洋子1

所属機関: 1三重県立大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1542 - P.1551

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I.はじめに
 理想的な毛様筋麻痺剤の出現は,われわれ日常の屈折検査や近視の治療に当つて大いに待たれるものである。従来atropineやhomatropineが用いられ,最近Tropicamideその他この面での努力が常になされているが,実際の使用に当つての問題点がなお多く残されている。新しい毛様筋麻痺剤Cyclogylは米国においてすでに高く評価されているが,わが国ではまだあまり使用されていない。
 今回このCyclogylの日本人における残留調節と,使用のさい問題となる眼圧,房水流出への影響の2点につき,ミドリンPと比較検討したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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