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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科22巻2号

1968年02月発行

特集 第21回臨床眼科学会講演集(その1)

トキソプラスマ性網脈絡膜炎86症例についての臨床的考察

著者: 鬼木信乃夫1

所属機関: 1九州大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.137 - P.148

文献概要

Ⅰ.緒言
 著者は昭和37年1月以来,わが国における眼トキソプラスマ症を系統的に研究してきたが,その間に遭遇したトキソプラスマ性網脈絡膜炎は86症例(血清反応陽性で典型的な臨床像を有するもの)に達し,疑わしい症例を加えると170例を越えた。この間,各種眼疾患のトキソプラスマ血清反応成績1),活動性病巣を有する症例報告2),スピラマイシン治療法紹介3),後天性眼トキソプラスマ症と関係が深いRieger型網脈絡膜炎の紹介4),螢光眼底写真撮影法の本症への応用5)などを逐次眼科誌上に発表してきた。今回は,トキソプラスマ性網脈絡膜炎86症例の臨床像を介して本症の問題点を論じていきたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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