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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科22巻2号

1968年02月発行

特集 第21回臨床眼科学会講演集(その1)

糖尿病性網膜症に対する定位的経鼻脳下垂体手術

著者: 杉田虔一郎1 土井昭成1 高岡淑郎1 杉田雄一郎2

所属機関: 1名古屋大学医学部第一外科学教室 2名古屋大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.211 - P.215

文献概要

Ⅰ.緒言
 1942年Houssayらが実験的糖尿病動物に下垂体切除術を行なうことにより,糖尿病症状の著明な改善が認められることを報告して以来,下垂体前葉ホルモン,とくにhuman growth hormonの糖尿病源性作用が,注目されるようになつた。臨床的にも,下垂体破壊手術が行なわれるようになり,諸外国において数々の報告がなされている。
 下垂体への到達方法も種々あるが,われわれは定位脳手術法により,鼻孔より下垂体に到達し,高周波凝固による下垂体手術を16例行ない,そのうち13例は糖尿病性網膜症の患者に行なつたので,ここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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