icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科22巻3号

1968年03月発行

特集 第21回日本臨床眼科学会講演集 (その2)

Arruga赤道絞縛法を行なつた網膜剥離復位眼の白内障治験

著者: 百々次夫1 調枝寛治1

所属機関: 1広島大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.325 - P.330

文献概要

I.緒言
 近年,網膜剥離の手術法の改良・進歩に伴つて,単なる裂孔閉塞手術のみならず,強膜側あるいは硝子体側よりする復位促進手術が積極的にとられるようにになつてきたが,なかでもArruga(1957)の赤道絞縛法は,操作が簡易で,確実な眼球壁の圧入すなわち網・脈絡膜の接近が確実に得られ,術後の反応炎症も軽微であるところから多くの人がとりあげるようになつている術式である。
 しかし本法は,復位促進手術群のうちで,異物を使用する方法であつて,簡易で復位促進効果は優秀であるにせよ,その欠点についてなお検討せねばならないと考えられる術式でもある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら