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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科22巻3号

1968年03月発行

文献概要

特集 第21回日本臨床眼科学会講演集 (その2)

Vitamin C点滴静脈内注射の眼圧に及ぼす影響

著者: 池田一三1 阪本善晴1 田辺幸行1 今泉正寛1 東良三1

所属機関: 1大阪市立大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.349 - P.358

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I.緒言
 Vitamin Cが血中に比し房水中に大量含まれていることは,周知の事実であるがFriedenwald,et al.1)はその起原についてactive transportの存在をみいだし,また,Goldmann & Buschke2)3)は血液房水柵の変化の房水中vitamin Cにおよぼす影響について報告している。
 しかし,1964年Linnér4)5)がvitamin Cの眼圧下降作用に関する研究を発表するまでは,vitamin Cの眼圧におよぼす影響を取り上げた者はいなかつた。最近,わが国でも,鈴木とその一門がvitamin Cをカイウサギならびに緑内障患者に静注し,すぐれた眼圧下降作用を認めている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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