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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科22巻3号

1968年03月発行

文献概要

特集 第21回日本臨床眼科学会講演集 (その2)

角膜の螢光について

著者: 小口昌美1 関公1 朝広信彦1

所属機関: 1日本医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.375 - P.378

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I.はじめに
 眼組織の螢光については古くより知られており,ことに水晶体の螢光は多くの学者の興味の中心である。Brolin一派の数多くの業績があり,本邦にても春田,清水,小口らの報告がある。このように水晶体螢光が,臨床的にも応用されているにかかわらず,角膜の螢光についてはほとんど報告がない。布村は脊椎動物眼組織の固有螢光の研究にて角膜組織について記載しているが臨床的の観察は見当らない。私どもは角膜出血の螢光が特別な色彩を呈することを知り,その経過を追及した。これに関連して臨床的に各種角膜疾患の螢光を観察し,さらに角膜組織片の螢光についても観察したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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