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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科22巻4号

1968年04月発行

文献概要

特集 第21回臨床眼科学会講演集(その3)

濾過手術後のlate infectionについて

著者: 荻野紀重1 桝田英郎1 土屋雅彦1

所属機関: 1横浜市立大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.467 - P.472

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I.緒言
 Elliotの管錐術,虹彩はめこみ術と近年広く行なわれるようになつたScheieの手術などの瀘過手術は,各種の緑内障に対して適用が広く効果も著明なので,古くより一般に使用されている術式である。この術式の一つの欠点とも言うべき晩発感染(late infection)については多くの人から問題にされており,わが国においても河本1)2)以来多くの報告があるが,いずれも少数例である。
 著者らは最近10年間に,14例14眼の晩発感染の例を経験した。これらについて検討するとともに,特に,β線照射を行なつた症例についても興味ある結果を得たので報告する次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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