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特集 第21回臨床眼科学会講演集(その3)
両側性Posner-Schlossman症候群の3例
著者: 岩田和雄1 福地裕子1 難波克彦1 代田徳彦1
所属機関: 1新潟大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.473 - P.479
文献購入ページに移動Posner-Schlossman症候群はGlaucomatoc—yclitic crisisとも呼ばれる。その経過中にプレチピタートの出現する再発性の急性緑内障である。厳密には原発性とも続発性ともつかない特殊な緑内障で,最初Kraupa (1935)がGlaucomaallergicumと命名したが,1948年Posner-Schlo—ssman両氏が詳述して以来Posner-Schlossman症候群と呼ぶものが多い。
その記載によれば,本症候群は常に片側性で,同一眼に反復して発作が起こることが鑑別診断上重要な根拠の一つとされている。
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