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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科22巻4号

1968年04月発行

文献概要

特集 第21回臨床眼科学会講演集(その3)

先天性味涙症候群について

著者: 植村恭夫1 田村秀子1

所属機関: 1国立小児病院眼科

ページ範囲:P.489 - P.496

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I.緒言
 味涙反射(gusto-lacrimal reflex)とは,食事のときに涙液分泌増加の起こる背理性の反射で,別名「わにの涙症候群」(the syndrome ofcrocodile tears)と呼称されている。この反射は,1913年Oppenheim, Engelenによつて最初に注目され,1924年,Bingがgusto-lacrimalrefiex (略称g.l.r.)なる名称を用いた。
 1928年Bogoradは,本反射について詳細な報告をなし,the syndrome of cro—codile tearsなる名称を用い,今日,この両者が使用されているが,名称としては,gusto-lacrimal re—flexが適当とされている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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