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特集 第21回臨床眼科学会講演集(その3)
小児色覚検査の検討—第2報保育所におけるスクリーニングと検査の限界について
著者: 湖崎克1 大畑垂穂1 三上千鶴1 許秋木1
所属機関: 1大阪市立小児保健センター
ページ範囲:P.509 - P.513
文献購入ページに移動保育所は児童福祉施設の一つとして,保育に欠ける乳児,幼児,児童の保育を目的に設置され(児童福祉法第39条)入所児童は1年2回学校保健法による定期健康診断に準じた診断を行なうように決められているが(児童福祉施設最低基準第13条),実際上なかなか励行されにくい。
われわれは,第1報で幼稚園児について各種の色盲検査表を使つて色覚スクリーニングを行ないその成績を検討し,基本図形がよいことを指摘したが,今回は幼稚園児よりさらに年齢が低い保育所児童の色覚スクリーニングを行なつて若干の知見を得たので報告する。
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