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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科22巻4号

1968年04月発行

特集 第21回臨床眼科学会講演集(その3)

眼内および眼窩内異物摘出におけるメタルロケーターの意義について

著者: 中林正雄1 愛川和代2

所属機関: 1和歌山医科大学眼科学教室 2和歌山労災病院眼科

ページ範囲:P.553 - P.559

文献概要

I.緒言
 眼内異物,とくに鉄片異物に対して,われわれは従来,レ線像による位置判定ののち,手術用マグネットによる牽引摘出を行なつている。しかしこの場合,摘出は必ずしも常に可能とは限らない憾みがある。また単に異物摘出のみを目的とするならば問題は少ないが,あくまで網膜剥離などの障害を起こさないために大きな侵襲を避けて,摘出する必要がある。
 そのためには,診断にあるいは手術の補助に,レ線像とマグネット以外に,なんらかの手段が望まれるのである。われわれは最近メタルロケーターを入手して以来,その利用を試み,さきに眼紀にも報告したが,その後症例を重ね,多少工夫を加えて,得る点があつたように思われるので,ここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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