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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科22巻4号

1968年04月発行

文献概要

手術

絶対緑内障ならびに無水晶体緑内障に対する鞏膜虹彩切除術の一新法

著者: 太根節直1 山田春雄1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.565 - P.567

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I.緒言
 絶対緑内障や白内障手術後に起こつた無水晶体緑内障は,ときに眼圧のコントロールが困難で手術にも手こずることがあるが,前者には従来,眼球内容除去術,眼球摘出術,および各種の瘻孔手術が行なわれており,後者にはジアテルミー手術や種々の瘻孔手術が試みられている。すでに失明している絶対緑内障眼に対しても,患者の自己眼球の保存意欲は通常強いものなので,著者らは眼圧下降の強力かつ確実な鞏膜虹彩切除術の一新法を考案して絶対緑内障眼に試みたところ,おおむね満足すべき結果を得ることができ,また本法を無水晶体緑内障眼に試みてもよい結果が得られたので,ここに大要を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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