文献詳細
特集 第21回臨床眼科学会講演集(その4)
文献概要
I.緒言
松果体腫瘍はCushing1)によれば,米国においては脳腫瘍中1.6%を占めるにはすぎないまれな疾患であるが,わが国では約10倍の発生をみる重要な疾患である。
最近,われわれは早期診断の困難であつた松果体腫瘍の症例を経験した。この症例の臨床経過と現在までに解明しえた病理的所見の関係について考察を行なつてみたい。
松果体腫瘍はCushing1)によれば,米国においては脳腫瘍中1.6%を占めるにはすぎないまれな疾患であるが,わが国では約10倍の発生をみる重要な疾患である。
最近,われわれは早期診断の困難であつた松果体腫瘍の症例を経験した。この症例の臨床経過と現在までに解明しえた病理的所見の関係について考察を行なつてみたい。
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