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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科22巻5号

1968年05月発行

文献概要

特集 第21回臨床眼科学会講演集(その4)

潜伏眼振について

著者: 久保田伸枝1

所属機関: 1東京大学分院眼科

ページ範囲:P.805 - P.806

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 潜伏眼振は,通常両眼開放時には定型的な眼振がないが,1眼を遮蔽すると,急速相が非遮蔽眼の方向に向かう衝動性の眼振が発現してくるものである。この潜伏眼振は,同じく1眼を遮蔽すると遮蔽眼が上転する交代性上斜位としばしば合併する。
 交代性上斜位162名のうち120名に潜伏眼振の合併が認められた。この120名の潜伏眼振について,臨床的観察および電気眼振図検査の結果について報告したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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