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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科22巻6号

1968年06月発行

文献概要

眼・光学学会

検眼用+20D非球面レンズ

著者: 梶浦睦雄1 保坂明郎1 岡島弘和2

所属機関: 1福島県立医科大学眼科学教室 2日本光学工業KK眼鏡事業部

ページ範囲:P.915 - P.916

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I.緒言
 従来倒像検査法に使用されている球面レンズは収差が大きく,眼底周辺部などはきわめて見にくく,また像が歪む点から,誤つた判断を下す危険がある。とくに+20dptr.球面レンズは質が悪く,眼底検査にはまつたく不向きで,わずかに斜照法に利用されているにすぎない。
 検眼用凸レンズはその使用目的上単レンズでないと具合が悪い。種々の曲率半径を組み合わせ追跡計算を行なつた結果,球面レンズならば前後面の曲率比が2.3:1程度がよいことがわかつたが,これでも実用上不十分であり,非球面アプラナートを採用する必要のあることが知られた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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