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臨床実験
網膜下液より原虫を証明しえたトキソプラスマ眼症の長期観察例について
著者: 三国郁夫1
所属機関: 1慶応大学医学部眼科
ページ範囲:P.943 - P.948
文献購入ページに移動I.緒言
1908年,Nicolle,Manceauxにより,北アフリカのCtenodactylus gondiiより発見された,Toxoplasma gondii (以下T.p.と略称する)感染による疾患に関しては,近年その基礎的研究の発展とあいまち,臨床各領域においても非常に重要視されるにいたつた。
特に眼科領域においては,先天感染による脈絡膜炎をはじめとして,葡萄膜炎,網脈絡膜炎の原因の一部としてきわめて重要視されるにおよび,その検索は日常診療においてもroutineな検査となりつつある。
1908年,Nicolle,Manceauxにより,北アフリカのCtenodactylus gondiiより発見された,Toxoplasma gondii (以下T.p.と略称する)感染による疾患に関しては,近年その基礎的研究の発展とあいまち,臨床各領域においても非常に重要視されるにいたつた。
特に眼科領域においては,先天感染による脈絡膜炎をはじめとして,葡萄膜炎,網脈絡膜炎の原因の一部としてきわめて重要視されるにおよび,その検索は日常診療においてもroutineな検査となりつつある。
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