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文献概要
臨床実験
螢光眼底写真による脈なし病の眼底所見
著者: 徳岡富喜1 染谷芳豊1 近藤健太郎1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.953 - P.956
文献購入ページに移動脈なし病は1908年高安右人9)が,『奇異なる網膜中心血管の変化の1例』として報告して以来,高安病として多く報告され,その特異な眼底所見(花環状動静脈吻合)に加えて,大西6)により"脈の触れないことplusless"が判明,またRoss& Mc.Kusick7)はaortic arch syndromesと呼び,欧米でも多くの症例が報告されている。1961年Alvis & Novotony1)により螢光眼底撮影法が発表されて以来,本邦でも清水8)を初めとし,脈なし病の眼底変化について報告しているが,われわれも今回,螢光眼底撮影法により脈なし病患者の特徴ある眼底所見を見ることができたのでその1例を報告する。
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