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文献概要
臨床実験
種々の眼症状を伴つた先天性風疹症候群の1例
著者: 荒井優子1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.958 - P.963
文献購入ページに移動I.緒言
妊娠初期に風疹に罹患した場合,その母親から生まれる新生児に,種々の奇型を伴うことは,Gregg2)が1941年にはじめて記載して以来,これまでにも数多くの報告がある。本疾患の病原ウィルスの分離は,1962年Weller,NevaおよびParkmannらのグルーブがおのおの独立して試みており,ほとんど同時期に成功した3)。
本邦における眼病変に関する報告は,1960年紺山1)が最初に行なつているが,著者の渉猟した範囲では,かかる症例はこれまでのところ記載されてない。
妊娠初期に風疹に罹患した場合,その母親から生まれる新生児に,種々の奇型を伴うことは,Gregg2)が1941年にはじめて記載して以来,これまでにも数多くの報告がある。本疾患の病原ウィルスの分離は,1962年Weller,NevaおよびParkmannらのグルーブがおのおの独立して試みており,ほとんど同時期に成功した3)。
本邦における眼病変に関する報告は,1960年紺山1)が最初に行なつているが,著者の渉猟した範囲では,かかる症例はこれまでのところ記載されてない。
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