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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科22巻9号

1968年09月発行

文献概要

臨床実験

視神経炎に対するIndomethacin (Indacin)の使用経験

著者: 藤江容1

所属機関: 1国際親善総合病院眼科

ページ範囲:P.1189 - P.1195

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I.緒言
 副腎皮質ホルモン系は,すぐれた抗炎症剤であるが,副作用,rebound現象,副腎皮質療法からの離脱の難しさなどの問題をもつているために,最近種々の非ステロイド系のanti-inflammatory agentが再認識され,また研究されてきた1)〜3)
 1—(p-chlorobenzoyl)−5—methoxy−2—methyl indole—3—acetic acid (Indacin)は1963年Shenら4)によつて合成されたanti-inflammatoryagentといわれているインドール誘導体で,眼科領域においては,Perkins (1965)5)がuveitis 57例のうち原因不明26例に使用し,Tuovinen(1966)6)は眼炎症疾患33例に使用している。わが国でも重松氏ら7)(1966),その後二,三の研究者により眼外傷または手術後の炎症症状に対して,明らかに自覚的ならびに他覚的症状が比較的早期に改善されることが報告されている8)9)。Tuovinenの報告によるとrheuma—tic uveitisに著効であり,また4例の視神経炎に使用して1例に効果があつたと記載している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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