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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科22巻9号

1968年09月発行

文献概要

眼・光学学会

無赤色光眼底撮影法—視紅撮影法

著者: 伊藤寿夏1 小沢勝子1 水野勝義1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1243 - P.1249

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I.緒言
 Fundus reflectometryはBrindleyとWill—mer1)によりはじめて試みられ,その後Weale2)やRushton3)が,生体眼の網膜曝光時の視紅の槌色を測定するのに応用した。GlosterとGre—aves4)らは,さらに感度の高い装置に改良して網膜色素変性患者の眼底変化を追求せんとした。その結果,人間の曝光された網膜の槌色現象を連続的に記録することができるようになつた。
 これらの基礎実験から,red-free lightを使用してfundus photographyを行なえば,暗順応と明順応時の網膜の視紅量の差を明確に把握できるのではないかと考え,red-free light fundusphotographyを開発し,正常者,網膜色素変性症患者およびその家族につき試み,その眼底変化を比較検討せんとした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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