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特集 第22回日本臨床眼科学会講演集 (その1)
眼窩内気体注入撮影法の臨床経験
著者: 雨宮次生1 坂上英1 元村武夫1
所属機関: 1京都大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.21 - P.26
文献購入ページに移動眼球突出をきたす疾患,なかでも片側性眼球突出症の診断は,これをきたす疾患が全身性疾患を含む種々多岐にわたる原因によるがゆえに困難である。また,眼球突出をきたした原因が眼窩内にあると推定される場合であつても,眼窩ならびにその周囲器官の解剖学的複雑さにより,その鑑別診断は容易ではない。
近年,眼窩腫瘍の診断にも,超音波検査器やアイソトープが使用されるようになつたが,レントゲン診断は,種々工夫と改良が加えられつつ,現在なお眼球突出症,特に眼窩腫瘍の診断のためには第一歩であろう。
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