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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科23巻1号

1969年01月発行

文献概要

特集 第22回日本臨床眼科学会講演集 (その1)

眼瞼下垂に対する眼瞼挙筋前転法,とくにその定量法について

著者: 丸尾敏夫1 久保田伸枝1

所属機関: 1東京大学医学部分院眼科

ページ範囲:P.65 - P.68

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I.緒言
 眼瞼下垂の手術方法のうち,眼瞼挙筋前転法がもつとも生理的状態に近くなるすぐれた方法であることが一般に認められているが,眼瞼挙筋作用がある程度以上存在しない症例では効果がないと,その適応には限界があることも知られている。しかし,眼瞼挙筋前転法が眼瞼下垂に対するもつともすぐれた手術方法である以上,その適応はできるだけ拡大されることが期待される。
 また,眼瞼下垂の手術は本来その程度に応じた定量的手術として行なわれるべきものと考えられる。とくに,眼瞼下垂のうち,もつとも頻度の高い先天性眼瞼下垂は早期に手術すべきであることが,小児眼科の立場から要求される現在,定量的手術の意義は大きい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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