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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科23巻1号

1969年01月発行

文献概要

特集 第22回日本臨床眼科学会講演集 (その1)

アコマネオレンズによる小児病的眼の防眩に関する研究

著者: 湖崎克12 中山周介12 柴田裕子12 森和子12

所属機関: 1大阪市立小児保健センター 2大阪医科大学眼科

ページ範囲:P.79 - P.84

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I.緒言
 白子眼を持つ小児は,強いまぶしさのため,眼球振盪による視力低下以外に戸外活動や学習に抵抗があり,そのため筆者は,防眩眼鏡として,スモークグリーン,スモークレンズ眼鏡が好適であることを第32回日本中部学会で発表した。しかし,このような着色レンズは体裁の上から,また戸外では良くとも室内へ入ると,どうしても少しは視力に影響のあるため,その後の遠隔成績でも用いられていないことが多く,そのため,着色度の少ない,なおかつ可視光線のあまり障害されないAcomaneo lens (以後アコマネオと略す)を,白子をはじめ病的眼を持つまぶしさを訴える小児に用い,その防眩効果につき種々検討を試みたので,ここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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