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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科23巻1号

1969年01月発行

文献概要

特集 第22回日本臨床眼科学会講演集 (その1)

Cyclic Oculomotor Paralysisの1例について

著者: 田村秀子1 植村恭夫1 岡田良甫2

所属機関: 1国立小児病院眼科 2国立小児病院小児神経科

ページ範囲:P.86 - P.87

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 1884年Rampoldiが,上眼瞼と内直筋および瞳孔括約筋が一定の周期で痙攣と弛緩を反復するきわめて奇妙な1症例を報告して以来,cyclic oculomotor Paraly—sis,またはcyclic oculomotor spasmなど種々の名称で現在に至るまで80余年の間に44の症例が報告されている。
 この奇妙な周期現象は昼も夜も,また睡眠時も常に起きており,その周期はほぼ20〜30秒程度のものが多く,その痙攣と弛緩の様相は,きわめて類型的で確一的であるため,その病因および周期発生機序に関し興味ある多くの推論が提示されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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