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臨床実験
高周波低強度集束超音波による水晶体に対する無軌跡限局侵襲装置について
著者: 坂上道夫1
所属機関: 1慶応大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1157 - P.1165
文献購入ページに移動I.緒言
超音波の医学領域における応用の歴史は古く,1927年Woodが生体に対する影響を発表して以来,医学の新分野として発展しつつある。眼科領域への応用は,1938年Zeissが超音波の眼組織に及ぼす影響を調査して以来多くの研究がなされてきた。すなわちZeissの報告以来Lavine(1952),Christopher (1955),Donn (1955),Baum (1956),Torchia (1967)らによる超音波の眼組織に及ぼす影響について,研究がなされてきた。
超音波の外科的応用は集束超音波のエネルギーによつて破壊したい部位のみをtracklessに破壊することを目的として考えられ,脳外科においての深部定位手術もその応用例である。すなわち人体に対する外科的超音波侵襲は,1954年Fryが報告して以来Ballantine,岡,吉岡,和賀井,植木らによつて実験検討された。
超音波の医学領域における応用の歴史は古く,1927年Woodが生体に対する影響を発表して以来,医学の新分野として発展しつつある。眼科領域への応用は,1938年Zeissが超音波の眼組織に及ぼす影響を調査して以来多くの研究がなされてきた。すなわちZeissの報告以来Lavine(1952),Christopher (1955),Donn (1955),Baum (1956),Torchia (1967)らによる超音波の眼組織に及ぼす影響について,研究がなされてきた。
超音波の外科的応用は集束超音波のエネルギーによつて破壊したい部位のみをtracklessに破壊することを目的として考えられ,脳外科においての深部定位手術もその応用例である。すなわち人体に対する外科的超音波侵襲は,1954年Fryが報告して以来Ballantine,岡,吉岡,和賀井,植木らによつて実験検討された。
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