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臨床実験
Duane症候群とMarcus Gunn現象との合併について
著者: 竹内真1 丸尾敏夫1
所属機関: 1東京大学分院眼科
ページ範囲:P.1189 - P.1193
文献購入ページに移動I.緒言
Duane症候群は日常比較的しばしばみられるが,外転障害,内転時眼球後退および瞼裂狭小というその特異的な症状は,外直筋の異常神経支配によるものであることが,筋電図学的研究により明らかにされている1)。
一方,Marcus Gunn現象は眼瞼下垂がみられるが,開口時には瞼裂が開大し,眼瞼下垂が消失するという症状である。これは眼瞼挙筋と外翼突筋との異常連合運動であることが知られている2)。
Duane症候群は日常比較的しばしばみられるが,外転障害,内転時眼球後退および瞼裂狭小というその特異的な症状は,外直筋の異常神経支配によるものであることが,筋電図学的研究により明らかにされている1)。
一方,Marcus Gunn現象は眼瞼下垂がみられるが,開口時には瞼裂が開大し,眼瞼下垂が消失するという症状である。これは眼瞼挙筋と外翼突筋との異常連合運動であることが知られている2)。
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