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臨床実験
集束超音波による無軌跡限局侵襲後の水晶体表面ナトリウム活量(PNa)について
著者: 坂上道夫1
所属機関: 1慶応大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1311 - P.1315
文献購入ページに移動I.緒言
さきの報告において,角膜などに対する副障害を防止し,水晶体のみに限局的侵襲を惹起し得る集束超音波無軌跡照射装置を考案し発表した。あわせて本装置の電気的,音響的設計の根拠について論じ,超音波ビームの直径は0.5mmであり,破壊モデル実験として,アクリル板への照射を行ない,副障害を防止するための集束性を確認した。
今回は集束超音波を生体眼に応用した場合の水晶体変化を観察し,また破壁作用と同時に熱作用を検討するために,照射前後における水晶体表面のPNa変動を観察した。
さきの報告において,角膜などに対する副障害を防止し,水晶体のみに限局的侵襲を惹起し得る集束超音波無軌跡照射装置を考案し発表した。あわせて本装置の電気的,音響的設計の根拠について論じ,超音波ビームの直径は0.5mmであり,破壊モデル実験として,アクリル板への照射を行ない,副障害を防止するための集束性を確認した。
今回は集束超音波を生体眼に応用した場合の水晶体変化を観察し,また破壁作用と同時に熱作用を検討するために,照射前後における水晶体表面のPNa変動を観察した。
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