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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科23巻11号

1969年11月発行

眼・光学学会

視覚障害児に対する弱視レンズの応用I—盲学校児童生徒の弱視レンズ処方成績

著者: 湖崎克1 内田晴彦1 岩井寿子1 柴田裕子1 三上千鶴1 森和子1

所属機関: 1大阪市立小児保健センター

ページ範囲:P.1339 - P.1343

文献概要

I.緒言
 教育的弱視児の学習に弱視レンズが有効であることは,すでに何度か筆者が述べているが,レンズが高価であることなどの理由で,今日まで視覚障害児の教育現場では,残念ながらほとんど普及を見ていない。
 しかし,昭和42年8月より,身体障害者補装具として,弱視レンズ眼鏡型(弱視眼鏡)が採用されたため,今後の弱視教育の発展に大いに寄与することが期待される。そこで弱視児が弱視レンズを応用して,学習能率をたかめていくためには,使用技術や,使用眼について種々の検討を重ねる必要がある。そこで著者らは,いくつかの盲学校内弱視児童生徒に集団的に英キーラー社LVA弱視レンズを処方し,補装具として各人が給付を受け,その上で具体的に学習を行なわせ,その状態から系統的に検討を行なうことにした。今回はその処方成績について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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