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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科23巻12号

1969年12月発行

文献概要

臨床実験

縮瞳剤治療中における散瞳トノグラフィー

著者: 真壁禄郎1

所属機関: 1フランクフルト大学眼科

ページ範囲:P.1403 - P.1406

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I.緒言
 緑内障ですでに縮瞳剤治療を受けている患者を初診に遭遇することがしばしばある。そのさい治療前の眼圧や房水流出状態を知り得ないことが多い。
 開隅角眼における縮瞳剤の眼圧下降作用機序はまだ解明しつくされていないが,大部分の症例に著明な房水流出の改善をみることが1950年Grantのトノグラフィーによる観察以来知られている。他方また,毛様弛緩作用の散瞳剤が隅角を機械的に閉塞することなしに房水流出抵抗を上昇させ得ることが知られている(Galin 1961,Christensenら1963,Bárányら1967,真壁1966,1968,1969,岩田ら1968など)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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