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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科23巻12号

1969年12月発行

文献概要

臨床実験

Lincomycinの眼内移行に関する研究III—Clindamycinについて

著者: 今井正雄1

所属機関: 1新潟大学医学部眼科教室

ページ範囲:P.1417 - P.1426

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I.緒言
 Clindamycin (以下CLM)(7—Chloro−7—deoxy—lincomycin)はLincomycin (以下LCM)の誘導体で,LCM同様アメリカのUpjohn研究所で開発された新しい抗生剤である。抗菌スペクトルはグラム陽性球菌の主体であることはLCMと同様であるが,抗菌力においては数倍まさるし,吸収,排泄においても良好なことが知られている。本剤と蛋白との結合率はLCMよりやや高いが,不活性化は少なく,肝マイクロゾームによる不活性化もLCMより少ない。水にはきわめて溶け易く,分子量は約480である。
 私は本剤の眼内移行については実験したのでここに発表する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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