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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科23巻12号

1969年12月発行

文献概要

談話室

東アフリカの眼科事情

著者: 青木功喜1

所属機関: 1北海道大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1450 - P.1452

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 私はエチオピア帝国アスマラ市にトラコーマ研究のため,約1年にわたつて生活することができた。この間エジプト,スーダン,ソマリア,タンザニア,ケニア,ウガンダという熱帯東アフリカ諸国の眼科事情を少しく知り得たのでこれらについて以下紹介したい。
 この地域は赤道下でも,いわゆる高原地帯と平地とでは全く気候の様相を別にしている。すなわち,エチオピアより始まつている高原地帯はタンザニアまで続き,このためエチオピア,ケニア,ウガンダ,タンザニアは,気温が年中日本の秋のようにさわやかでしのぎやすい。これに対してエジオピア,スーダン,ソマリアはいわゆる熱帯性気候で40C°を示すこともまれでなく,きわめてむずかしい生活環境を呈している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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