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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科23巻2号

1969年02月発行

文献概要

特集 第22回日本臨床眼科学会講演集 (その2)

Pco2ならびにpHよりみた房水の循環動態に関する研究—血管作動物質ならびに滲透圧剤の影響

著者: 大岡良子1 河本道次1 塩崎英一1 清水真一1 菊池信彦1 新井達朗1

所属機関: 1東邦大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.157 - P.163

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I.緒言
 房水の循環動態の一部を全身的背景より明らかにするために,われわれは房水,動脈血,および髄液のPco2ならびにpHをradiometer-microgasanalyserを用いて測定し,さきに正常家兎におけるDiamoxの影響について,その成績を発表した。
 今回は,おのおの作用機序の異なる3種類の薬剤,すなわち血管拡張剤Duvadilan (Isoxsuprine hydrochlo—ride),高滲透圧剤Mannitol,血管透過性抑制剤Adonaによる房水の循環動態に及ぼす影響について検討を行ない,Diamoxの影響と比較観察し,さらにDuvadilanの作用機序を明らかにする目的で交感神経遮断剤Inde—ral (Propranolol)およびImidalin (benzylimidazoline)を作用させて,その影響を観察し,いささかの知見を得たのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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