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特集 第22回日本臨床眼科学会講演集 (その2)
緑内障診断としての飲水試験と坐・臥位試験の併用
著者: 留守繁遠1
所属機関: 1和歌山医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.173 - P.178
文献購入ページに移動I.緒言
緑内障早期診断に利用される各種の誘発試験の中で,飲水試験はSchmidt (1928)が考案して以来,数多くの研究者により検討されてきた。そして,その判定の解釈にはいまだ議論の余地はあるも,誘発試験としての優秀性は認められている。
一方,Orthoclinostatic testすなわち立・臥位試験については,Leydhecker1),Schmidt2),Goldmann3)らに検討され,特にソ連邦のKrasnov4)(1963),Margolis5)(1964)は,その坐・臥位眼圧差が緑内障の一診断法となることを報告している。
緑内障早期診断に利用される各種の誘発試験の中で,飲水試験はSchmidt (1928)が考案して以来,数多くの研究者により検討されてきた。そして,その判定の解釈にはいまだ議論の余地はあるも,誘発試験としての優秀性は認められている。
一方,Orthoclinostatic testすなわち立・臥位試験については,Leydhecker1),Schmidt2),Goldmann3)らに検討され,特にソ連邦のKrasnov4)(1963),Margolis5)(1964)は,その坐・臥位眼圧差が緑内障の一診断法となることを報告している。
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