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特集 第22回日本臨床眼科学会講演集 (その2)
白内障と急性緑内障をきたしたと思われるブドー膜嚢腫の光凝固による治験例
著者: 田辺吉彦1 池間昌男1
所属機関: 1名鉄病院眼科
ページ範囲:P.218 - P.219
文献購入ページに移動ブドー膜嚢腫の治療は,従来主として外科的切除が行なわれ,他にelectrolysis, diathermic coagulation,chemicals radiationなどの方法もあわせ試みられてきたが,最近Meyer-Schwickerathの光凝固器が,きわめて有効な武器としてとりあげられている。このたび著者らは,水晶体全摘出と同時に虹彩嵌置を行なつた患者で,硝子体中へ眼底を完全に覆う巨大なブドー膜嚢腫が短期間に発生した症例に遭遇したが,幸い光凝固によつて簡単に治癒をみることができた。本邦においてブドー膜嚢腫に光凝固を用いた報告はまだ少ないので,ここに報告したい。
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