文献詳細
特集 第22回日本臨床眼科学会講演集 (その3)
文献概要
I.緒言
神戸大学眼科において開頭した視交叉部付近原発の腫瘍約200例のうち,昭和23年以後20年間の統計に供し得た179例を対象として,術前の視野に焦点をしぼつて視野障害の起こる順序,方向の他,視野障害が直接神経線維に加わる圧迫によるものか,あるいは血行障害に起因するものかという疑問をかかげ,主として下垂体腺腫,頭蓋咽頭腫,髄膜腫の3つの性質の異なる腫瘍について視野の観察を行なつた。
神戸大学眼科において開頭した視交叉部付近原発の腫瘍約200例のうち,昭和23年以後20年間の統計に供し得た179例を対象として,術前の視野に焦点をしぼつて視野障害の起こる順序,方向の他,視野障害が直接神経線維に加わる圧迫によるものか,あるいは血行障害に起因するものかという疑問をかかげ,主として下垂体腺腫,頭蓋咽頭腫,髄膜腫の3つの性質の異なる腫瘍について視野の観察を行なつた。
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