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特集 第22回日本臨床眼科学会講演集 (その3)
涙嚢篩骨洞吻合術の経験,およびこれと涙嚢鼻腔吻合術の優劣について
著者: 長嶋孝次1 藤沢洋次1 兼子裕高1 中山千里1 奥沢康正1 馬場信義1
所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.325 - P.336
文献購入ページに移動われわれの教室が涙嚢鼻腔吻合術(Dupuy Dutemps)(以下D.C.R.と略)を手がけるようになつてから10年近くになる。そして本法は,最近では全国的にもようやく普及のきざしが見えてきた。
一方,長崎大学耳鼻科後藤敏郎教授1)2)によつて創案せられた涙嚢篩骨洞吻合術(以下D.C.E.と略)が文献3)上に紹介せられてから,すでに10年を経過し,この手術の経験者によつて,その効果はかなり高く評価されている4)〜6)が,まだ歴史が浅いので,一部の人々によつてのみ行なわれているにすぎない状態である。
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