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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科23巻3号

1969年03月発行

文献概要

特集 第22回日本臨床眼科学会講演集 (その3)

涙嚢篩骨洞吻合術の経験,およびこれと涙嚢鼻腔吻合術の優劣について

著者: 長嶋孝次1 藤沢洋次1 兼子裕高1 中山千里1 奥沢康正1 馬場信義1

所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.325 - P.336

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I.緒言
 われわれの教室が涙嚢鼻腔吻合術(Dupuy Dutemps)(以下D.C.R.と略)を手がけるようになつてから10年近くになる。そして本法は,最近では全国的にもようやく普及のきざしが見えてきた。
 一方,長崎大学耳鼻科後藤敏郎教授1)2)によつて創案せられた涙嚢篩骨洞吻合術(以下D.C.E.と略)が文献3)上に紹介せられてから,すでに10年を経過し,この手術の経験者によつて,その効果はかなり高く評価されている4)〜6)が,まだ歴史が浅いので,一部の人々によつてのみ行なわれているにすぎない状態である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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