icon fsr

雑誌目次

雑誌文献

臨床眼科23巻4号

1969年04月発行

雑誌目次

特集 第22回日本臨床眼科学会講演集 (その4)

中心性網膜炎の螢光像と光凝固療法

著者: 清水弘一 ,   戸張幾生

ページ範囲:P.438 - P.450

I.はじめに
 螢光眼底造影法は,網膜血管の疾患のみでなく,網膜色素上皮や脈絡膜の変性・炎症性疾患の臨床病理像を明らかにする上で,眼科臨床のきわめて有力な検査法となつている。中心性網脈絡膜炎(中心性網膜炎と略称)についても,螢光眼底所見を通じることにより興味ある知見が藤沢氏以来知られてきているのであるが,われわれは,本症の螢光像に新らしい解釈を下すことができ,さらに,螢光眼底造影法と光凝固とを組み合わせることにより,本症を,適応さえ選べばかなり確実に治癒に導けることを確認できた。

粘液嚢腫に対する脂肪充填術

著者: 船橋知也 ,   小池裕司 ,   石橋達 ,   向後正美

ページ範囲:P.461 - P.465

I.緒言
 副鼻腔粘液嚢腫(粘液瘤)は発生頻度から見ると,前頭洞に最も多く,ついで篩骨洞である。そのため症状はほとんど前額部や上眼瞼の腫脹,眼球突出,瘻孔形成,前頭骨のOsteomyelitisなどに限られている。進行して眼窩上壁を吸収すると,眼球突出,眼筋まひ,眼窩蜂窠織炎,球後視神経炎などの眼症状を起こす。このように眼周囲の腫脹から始まつて種々の眼障害を起こしてくるので,眼科的に処置せねばならない場合が生ずる。このさいわれわれが直面する問題は,いかにして副鼻腔内に粘液,膿の再貯溜,嚢腫の再発を予防するかということである。そこでわれわれは,2例の粘液嚢種に対してこれを摘出し,その後の副鼻腔に自家脂肪を充填する手術を行なつて好結果を得たので報告する。

重症筋無力症の眼球運動

著者: 石川哲 ,   稲葉光治

ページ範囲:P.467 - P.468

 重症筋無力症患者50名の眼球運動(衝撃性運動および滑動性追従運動)を検査,約15名に筋肉生検を行ない,HE染色およびコリンエステラーゼ活性を検索し,次のごとき結果を得た。
 衝撃性運動に異常を認めたものは次のごとく分類された。

負荷調節計について

著者: 松崎浩

ページ範囲:P.469 - P.472

I.はじめに
 近業易疲労性のある患者に対しては,従来石原,稲葉の近点計を使つて連続近点を測定して,調節衰弱,調節不全などの診断の根拠にしているが,最近,近業易疲労性の眼精疲労様の主訴をもつ患者が増加する傾向にあり,その中には上記の調節衰弱,調節不全はもちろん,調節性眼精疲労,自律神経失調などによる全身症状の一症候として訴える場合,頭部外傷やむちうち損傷などの後症状として現われてくる場合など,原因が非常に複雑になつてきている。
 このような近業易疲労性を訴える患者に従来の近点計を使用して,連続近点を測定してみると,近点距離がしだいに遠ざかつてゆくという成書に記載してあるような典型的な例に接することは比較的少ないようである。

螢光眼底映画撮影機の試作

著者: 藤沢洋次 ,   谷道之 ,   足立興一 ,   長嶋孝次

ページ範囲:P.474 - P.475

 網膜循環動態を詳細に観察するために眼底カメラはいろいろと改良され,1秒間に2〜3駒の写真が得られるようになつている。しかしこれらの眼底カメラの改造には限界があり,ことに網膜循環時間の測定などのような研究には,従来の眼底カメラでは十分とはいえない。1958年Flockら1)により,ネコの網膜循環動態の研究に初めて螢光眼底映画が導入され,人間に応用されたのは1960年(Suvanto2))である。
 われわれもFl-Na静注によつて循環動態を研究する目的で,螢光眼底映画撮影装置を開発したので,報告する。

老視年齢における調節機能と薬物の影響

著者: 鈴村昭弘 ,   谷口正子

ページ範囲:P.477 - P.494

I.はじめに
 近年平均寿命が急速に延びたことによつて,老年病の問題は大きな課題となつてきている。眼科領域においても多数の高年者眼疾患がこれと関連してくる。老視もまたこのうちの一つとして,特に実際の活動に相当な障害となる場合も十分考えられる。これらのことはすでに寺本氏ら1)が報告するごとく,老視年齢において眼精疲労の訴えが多いことなどからもうかがい知ることがてきる。
 老視の原因については一般的には水晶体弾性の変化によると考えられてきている。しかしながら川路能利子氏2)は老視年齢における調節機能の微妙さについて報告した。那須晃3)は調節機能の変化からみると35歳にして老視現象は発現する。萩野鉚太郎,鈴村昭弘4)は,H・S自記眼精疲労計によつて老視については特有の調節の機能状態が認められる。さらに寺本ちづ子氏は種々な薬剤との関係の上において検討し,水晶体の要素に毛様筋の要素も加味されていることを強調し,Donders, FuchsWeeks-Mebf,三木らの説に賛成すると報告している。Fincham5)もまた老視現象は水晶体質の硬化によつて説明できるが毛様体筋が年とともに衰弱することも無視できないと述べた。Ogleも老視者がいくら調節を努力しても予期した調節量の変化が期待できないという慣習の蓄積が,必要な調節量に対する調節刺激をおこたるようになるのではないかと述べている。

特殊近業者における調節と薬物の影響

著者: 山地良一 ,   小山賢二 ,   石崎俊介

ページ範囲:P.495 - P.509

I.はじめに
 本研究の目的とするところは,老視の薬物治療の可能性の追究である。
 老眼とはOgle1)がいみじくも喝破したように,予期した調節量を得ることができない経験の積重ねから,適度の調節を行なうことを習慣的にあきらめてしまつた眼である。

視力の統計的考察—Non Parametric Testを用いての字づまり視力と字ひとつ視力の差の検定

著者: 神谷貞義 ,   西岡啓介 ,   西信元嗣 ,   加藤圭子 ,   鶴岡祥彦 ,   橋本孝史

ページ範囲:P.511 - P.515

I.まえがき
 眼の屈折系を構成している個々の要素,たとえば角膜彎曲度,眼軸などの分布は,ほぼ正規分布をすると考えてもさしつかえないが,これらの要素の合成結果である眼屈折度の分布は,比較的幼少な頃は正規分布に近いが,年齢が進むとともに中央に集中して,特に中央に高い分布を示し,正規分布から非常に強く歪んでくることが知られている。
 こうした現象は,人間のみに認められる現象ではなく,家兎眼,ウマなどにも認められるものである。したがつて眼屈折度分布が非正規分布を示すことは,生物における一つの自然であるといえる。

糖尿病患者涙液の糖呈色反応

著者: 徳田久弥 ,   米村温夫 ,   岡山高重 ,   大坪成二 ,   高野玄興

ページ範囲:P.517 - P.522

I.はじめに
 糖尿病患者の涙液糖量が正常者に比べてかなり高いことは,以前(昭38)徳田,村田1)の報告したとおりである。しかし涙液の採取が容易でないところから,実際の臨床ではなんらとりあげるに至つていない。そこでテステープ,クリニスティックスなどによる糖呈色反応が,血糖値のある程度の上昇につれて確実に陽性に出るならば,高血糖の予知や糖尿病性こん睡の診断などで,その簡便性の点からかなりの実用性をもつことになる。しかしこの方面の報告は,Lewis2)(1958)およびGasset3)(1968)が,クリニスティックスを用いて行なつているだけで,わが国での報告は皆無である。LewisはいわゆるHyperglycemiaとして160mg/dl以上をとりあげ,その場合85%が陽性にでると述べており,Gassetは,糖負荷後の平均血糖値193mg/dlにさいして,96%(25/26例)が呈色反応陽性を示し,高血糖を間接的に知る方法として,この涙液の糖呈色反応が簡便かつ迅速という点ですぐれていることを強調している。
 われわれは最近糖尿病患者の集団検診を利用して,この涙液の糖呈色反応をテステープとクリニスティックスの両者を用いて検討した結果,さらに新しい二,三の知見を得たのでここに報告する。

螢光眼底撮影法による糖尿病性網膜症の観察—(第2報)

著者: 茂木劼 ,   山上磐 ,   葛谷信貞 ,   尾形安三 ,   平塚任 ,   儀間祺昇

ページ範囲:P.523 - P.528

I.緒言
 螢光眼底撮影法は,眼科領域においてすでに広く臨床および研究面に応用されているが,現在われわれは糖尿病性網膜症における螢光眼底所見の推移を,Scott分類の各群別について検索中である。今回は検眼鏡的無所見群(以下Scott 0群と記載)とScottⅠ群について得られた結果を報告する。

糖尿病性網膜症における血中生長ホルモン動態に関する研究(第1報)

著者: 武尾喜久代

ページ範囲:P.529 - P.530

 糖尿病性網膜症の発生機序と生長ホルモンとの関係を知るため,糖尿病患者35例(糖尿病性網膜症の認められる者26例,認められないもの9例)と対照例(正常者)7例計42例につき血中生長ホルモンの動態を観察した。
 検査方法は一般検眼鏡的眼底検査および螢光眼底検査により網膜症の有無を確認した後,ブドウ糖およびL—アルギニン塩酸塩負荷による血中生長ホルモンの変動を経時的に観察し,これを2抗体法によるradioimmunoa—ssayにて測定した。同時に血糖値も測定し,これはglucose oxydase法によつて測定した。

二,三の黄斑部疾患の螢光眼底所見について—(その1)原発性黄斑部変性症

著者: 松井瑞夫 ,   高慶二 ,   折坂和子 ,   松本和

ページ範囲:P.531 - P.538

I.まえがき
 黄斑部に限局した各種網膜脈絡膜疾患を,統一的な見地から分類整理しようとする試みが,Maumenee1),Gass2)らにより行なわれている。このとき,螢光眼底所見が,これら黄斑部疾患の病態の理解にきわめて貴重な情報を提供することが明らかにされている。また,本邦においても,螢光眼底所見の最初の報告は,藤原3)の中心性網膜炎に関するものであり,以来,黄斑部疾患の螢光眼底所見に関する報告が,数氏により行なわれており4)〜8),いずれも黄斑部疾患の病態の理解に,螢光眼底所見がきわめて重要なものであることを認めている。
 われわれは最近,本邦ではきわめてまれとされている典型的な卵黄様黄斑変性症に遭遇したので,今回は,この症例および4人の同胞に出現した家族性黄斑変性症についての螢光眼底撮影,立体眼底撮影の結果を中心として報告する。

本態性高血圧症の予後について

著者: 桑島治三郎 ,   藤村澄江 ,   富永忠弘

ページ範囲:P.539 - P.540

 最近の診断法の進歩に伴つて,従来本態性高血圧症と診断されたものの中から,新たに症候性高血圧症として鑑別される症例も少なくなく,また一方では降圧剤療法の普及・進歩も加わつて本症の予後に変化をきたしつつあることが十分に予測される。したがつて,現在の時点に立つて本症における眼底所見の予後的な意義を再検討してみることは,臨床的にきわめて意義の深いことと考える。
 そこでわれわれは東北大学付属病院第2内科を受診し,眼科教室で眼底検査を行なつた本症患者,昭和31年から昭和35年に至る5年間の無選択的な連続768例を対象とし,それらを東北大式眼底分類法により,正常群(以下0群),網膜小動脈高張(I群),網膜小動脈硬化症(IIa群),小動脈硬化性網膜症(IIb群),高張性網膜症(III群),高張性神経網膜症(IV群)の6群に分け,調査検討し,次の結果を得た。

脈絡膜疾患のERG

著者: 小島克 ,   渡辺郁緒 ,   安藤文隆 ,   三宅養三

ページ範囲:P.541 - P.551

I.緒論
 網膜色素変性にnegative subnormal ERGが検出された症例が数多く報告されて,その意味付けが種々議論されている。
 反応として認められるほどのERGの記録されるものは二次変性であろうとする説は,今では一応否定されてはいるものの,眼底所見からは鑑別困難な症例に遭遇することは少なくない。また一次変性においても,脈絡膜硬化症が合併していることも多く,網膜変性と脈絡膜の変化とは深い関係を保つていると考えられる。

原田氏病初期の治療

著者: 増田寛次郎 ,   谷島輝雄

ページ範囲:P.553 - P.555

I.緒言
 原田氏病は,大正15年,原田永之助氏により「急性びまん性脈絡膜炎」として紹介されて以来,現在までその病因についてはいろいろ報告されているがはつきりしない。
 その治療法も,したがつて今までのところ,急激な炎症症状に対する対症療法である。

ベーチェット病の治療法の検討

著者: 二神種忠 ,   斎藤一宇 ,   斎藤三恵子 ,   実藤誠 ,   藤岡憲三

ページ範囲:P.557 - P.564

I.緒言
 ベーチェット病は,その本態をめぐつて論議が絶えないが,近年になつてこれを膠原病に包括しようとする考えが有力である。が,自己免疫の問題がクローズアップされると,本病の病態を説明するのにこの考えをもつてする動きもみられる3)
 われわれは,未知の発症機序で初発したベーチェット病が発作を繰り返して増悪してゆく,その遷延性の経過に,免疫機構の変調が関与しているのではなかろうかと考えて,胸腺摘出,脾臓X線照射および免疫抑制剤の使用を試み,その意義を検討した。

本邦において発生した先天性風疹症候群の1例—付)先天性風疹症候群の疑われた1例

著者: 大島健司 ,   加納正昭

ページ範囲:P.565 - P.571

I.緒言
 1941年オーストラリアのGregg1)が妊娠初期に風疹に罹患した母親から,白内障,心疾患,難聴などの先天異常をもつた子供が生れたことを報告し,その後Lund—strömがこれを風疹症候群Rubella Syndromeと命名した。その結果,比較的予後の良好な小児の急性伝染病とみなされた風疹に対する従来の考えを一変させ,現在では,非常に注目すべぎ疾患となつた。さらに1964年北米で風疹の大流行の後に多くの他症状が追加されるに到つたが,Gregg以来のいわゆる古典的風疹症候群clas—sical rubella syndromeに対し,新生児急性先天風疹acute congenital rubella of the newborn,またはexpanded rubella syndrome3)4)とも称されている。
 風疹の病原体がウイルスであることはすでに1938年わが国の弘および田坂により立証されていたが,風疹ウイルスの確実な分離同定が困難であるため,先天感染の問題は妊娠の風疹罹患と発現する先天奇型の臨床的疫学的観察によつてのみ確かめられていた。しかし,1962年ParkmanらとWeller&Nevaがそれぞれ独立して組織培養による風疹ウイルスの分離に成功して以来,急速な進歩をとげ,ウイルス学的免疫学的な追求が可能となつている。

誌上追加

Xenon光線照射による中心性網脈絡膜炎の治療

著者: 三井幸彦 ,   松原稔 ,   金川美枝子

ページ範囲:P.453 - P.460

 中心性網脈絡膜炎を螢光眼底法で検査すると,この病気の原発巣は脈絡膜にあり,二次的にBruch膜,網膜色素上皮層が破壊され,脈絡膜毛細血管床から漏れた滲出液が,破壊されたposterior barrierを通つて網膜下(時として色素上皮下)に現われ,網膜剥離を主体とする眼底像がつくられるのではないかと思われる。最近,このような立場から,Xenon光線,Laser光線を用いて,螢光の漏出点を凝固する方法が試みられている。しかし本症の病巣は眼底後極にあり,螢光漏出部を光凝固すれば中心窩近くの視細胞が障害されて暗点を残す。本症は元来自然になおる傾向のある病気であるから,あとに障害を残すような方法で治療することは好ましいことではない。
 われわれはXenon光線凝固装置を用いて,従来の光凝固ではなくて光照射(light-exposure)と呼ぶべき方法を試みた。その結果,視機能を障害することなく本症の治癒を著しく促進できる場合が多いことを見出した。

連載 眼科図譜・137

コンタクトレンズ下の角膜中央上皮のDimples

著者: 水谷豊

ページ範囲:P.435 - P.436

 コンタクトレンズ装用時に,レンズ下の角膜中央部付近にちようどゴルフのボールの表面あるいはブドウの房のような,境界のはつきりした多数の小さなくぼみ(dimples)が集まつている所見を認めることが時々ある。そしてそのくぼみには気泡が入り込んている。この所見は1960年F.Dickinson以来数氏によつて報告されているが,わが国では詳細な報告はない。
 本症は著者の統計的観察から比較的自覚症が少なく,しかもコンタクトレンズの終日装用者に多く,一般にレンズが角膜の曲率半径に比してきつく合わせられた時に多く,また円椎角膜,高度近視性乱視など角膜表面の不正形の場合に発生しやすい。

臨床実験

糖尿病性網膜症の臨床的観察—ビタミンB1,B6,B12複合内服剤の使用経験

著者: 山本隆朗

ページ範囲:P.577 - P.582

I.緒言
 糖尿病性網膜症の薬物治療として,血管強化剤,血管拡張剤,血液抗凝固剤,各種ビタミン剤,ホルモン剤などが用いられているが,その効果はまちまちであり,決定的治療法が見当らないのが現状である。われわれ臨床医にとつて糖尿病性網膜症は頭の痛くなる疾患の一つで,適確な治療法の確立を切望するものであり,著者も種々薬剤を使用し,臨床的にその効果を検討している。
 今回はビタミンB1,B6,B12の複合内服剤を糖尿病性網膜症に使用したので,その結果を報告する。

放射性Adenosine−5'—Monophosphate (AMP)の局所使用による眼内移行について

著者: 筒井純 ,   本多暢子

ページ範囲:P.583 - P.586

I.緒言
 AdenosineおよびAdenosine phosphate化合物は薬理学的にはほぼ同様の作用であるといわれている。ATPはすでに医学の各領域で心臓血管系,神経系,筋肉系などの疾患に使用され,眼科領域においても眼精疲労,眼筋まひ,眼瞼下垂,網膜鉄症,偽近視などに使用されている。しかしATPの燐酸結合は非常に不安定であり,体内で容易にATP aseにより分解されてしまうところから,同じAdenyl系nucleotideで比較的安定なAMPの応用が注目され始めた。
 すでにAMPの薬理作用の特異な点として,かなり著明な末梢血管拡張作用と血圧降下作用が報告されている。眼科領域においても静注,皮下注,筋注,球後注射などによる眼精疲労1),各種眼底疾患2)の治験例が報告されており,AMP注射により眼底血圧の下降率の大なること3),網膜血管の拡大,網膜血流量の増大2)が著しいことが認められている。

眼圧と須田法陽性者中の眼圧日内変動陽性率について

著者: 小島克 ,   中村泰江 ,   長谷川慧子

ページ範囲:P.587 - P.591

 須田法(+)のものの中で,日内変動も陽性のもの,S (+) ×D (+)である。これは須田法(−)×D (+)に対比してみるためである。
 眼圧はA (25〜20),B (18〜19) C (13以下)とする。

基本情報

臨床眼科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1308

印刷版ISSN 0370-5579

雑誌購入ページに移動

バックナンバー

icon up
あなたは医療従事者ですか?