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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科23巻4号

1969年04月発行

文献概要

特集 第22回日本臨床眼科学会講演集 (その4)

視力の統計的考察—Non Parametric Testを用いての字づまり視力と字ひとつ視力の差の検定

著者: 神谷貞義1 西岡啓介1 西信元嗣1 加藤圭子1 鶴岡祥彦1 橋本孝史1

所属機関: 1奈良県立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.511 - P.515

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I.まえがき
 眼の屈折系を構成している個々の要素,たとえば角膜彎曲度,眼軸などの分布は,ほぼ正規分布をすると考えてもさしつかえないが,これらの要素の合成結果である眼屈折度の分布は,比較的幼少な頃は正規分布に近いが,年齢が進むとともに中央に集中して,特に中央に高い分布を示し,正規分布から非常に強く歪んでくることが知られている。
 こうした現象は,人間のみに認められる現象ではなく,家兎眼,ウマなどにも認められるものである。したがつて眼屈折度分布が非正規分布を示すことは,生物における一つの自然であるといえる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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