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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科23巻4号

1969年04月発行

文献概要

特集 第22回日本臨床眼科学会講演集 (その4)

ベーチェット病の治療法の検討

著者: 二神種忠1 斎藤一宇1 斎藤三恵子1 実藤誠1 藤岡憲三1

所属機関: 1北海道大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.557 - P.564

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I.緒言
 ベーチェット病は,その本態をめぐつて論議が絶えないが,近年になつてこれを膠原病に包括しようとする考えが有力である。が,自己免疫の問題がクローズアップされると,本病の病態を説明するのにこの考えをもつてする動きもみられる3)
 われわれは,未知の発症機序で初発したベーチェット病が発作を繰り返して増悪してゆく,その遷延性の経過に,免疫機構の変調が関与しているのではなかろうかと考えて,胸腺摘出,脾臓X線照射および免疫抑制剤の使用を試み,その意義を検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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