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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科23巻4号

1969年04月発行

文献概要

臨床実験

糖尿病性網膜症の臨床的観察—ビタミンB1,B6,B12複合内服剤の使用経験

著者: 山本隆朗1

所属機関: 1兵庫県立加古川病院眼科

ページ範囲:P.577 - P.582

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I.緒言
 糖尿病性網膜症の薬物治療として,血管強化剤,血管拡張剤,血液抗凝固剤,各種ビタミン剤,ホルモン剤などが用いられているが,その効果はまちまちであり,決定的治療法が見当らないのが現状である。われわれ臨床医にとつて糖尿病性網膜症は頭の痛くなる疾患の一つで,適確な治療法の確立を切望するものであり,著者も種々薬剤を使用し,臨床的にその効果を検討している。
 今回はビタミンB1,B6,B12の複合内服剤を糖尿病性網膜症に使用したので,その結果を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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