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特集 第22回日本臨床眼科学会講演集 (その5)
網膜色素変性におけるERGの長期観察
著者: 今泉亀撤1 渥美健三1 高橋文郎1 小川健次1 庄子宇一1 山田莞爾1 今泉信一郎1
所属機関: 1岩手医科大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.703 - P.712
文献購入ページに移動一次性網膜色素変性(以下色素変性と略す)のERGが,およそ消失型であるというKarpe1)以来の見解は,ERGに関する測定装置の進歩発達,測定技術の改善向上などが著しく発達した今日,すでに否定されたといつても過言ではない。
しかし,Armington2)以後,数多く報告3)〜16)された,なんらかの形のresponseをもつ本症のERGにしても,そのタイプはかなりまちまちであり,しかも,それらのタイプが,色素変性のいかなる病期あるいは病態の反映であるか,また,これらのERG responseは,どのような変化をもつて推移するのか,などの臨床的経過ないし意義についての解明はあまりなされていない。
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