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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科23巻5号

1969年05月発行

文献概要

特集 第22回日本臨床眼科学会講演集 (その5)

冷凍白内障手術における硝子体後退の可能性

著者: 井上正澄1

所属機関: 1

ページ範囲:P.747 - P.748

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 眼科冷凍手術は白内障,網膜剥離,角膜疾患,虹彩脱出,緑内障,翼状片,腫瘍,前房出血塊の摘出など広い適応症をもつている。今日では眼内手術は術者の好みに応じて独自の手術が開発されている。
 本文は私の試法でご参考になれば幸いである。用具はクライオッェプス(千寿扱)とスペイン製冷凍器,虹彩鈎の代わりに無鈎虹彩鑷子を用いた。これは種々の細かな操作に便利である。英キーラー製モーターズーム検微鏡を用いた。30例の私の経験では,本法は比較的安全で,硝子体はやや後退する可能性を見出した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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