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文献概要
眼・光学学会
キーラー弱視レンズ長期使用者の使用状況
著者: 湖崎克1 中山周介 岩井寿子
所属機関: 1大阪市立小児保健センター小児眼科,大阪医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.827 - P.831
文献購入ページに移動弱視レンズがわが国に紹介されて数年になる。特にKeeler社LVAの弱視レンズはその種類の豊富さで,わが国に最も多く用いられている。しかし,意外にその普及が遅々としている現状は誠に残念なことで,その理由として考えられていることは,弱視レンズが視覚障害者リハビリテーションにいかに有用であるかが,眼科医,福祉関係者,障害者自身にあまり知られていないこと,弱視レンズが高価であること,弱視レンズが光学的補助具としての欠点を克服するための,使用についての指導方法が確立していないことなどがあげられる。
昭和42年8月1日より,弱視レンズ眼鏡型(以下弱視眼鏡と略す)が,身体障害者補装具として適用され,大部分が無償で給付されることになり,眼科リハビリテーションの今後に大きな期待がもてるようになつた。
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