icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科23巻6号

1969年06月発行

文献概要

眼・光学学会

キーラー弱視レンズ長期使用者の使用状況

著者: 湖崎克1 中山周介 岩井寿子

所属機関: 1大阪市立小児保健センター小児眼科,大阪医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.827 - P.831

文献購入ページに移動
I.緒言
 弱視レンズがわが国に紹介されて数年になる。特にKeeler社LVAの弱視レンズはその種類の豊富さで,わが国に最も多く用いられている。しかし,意外にその普及が遅々としている現状は誠に残念なことで,その理由として考えられていることは,弱視レンズが視覚障害者リハビリテーションにいかに有用であるかが,眼科医,福祉関係者,障害者自身にあまり知られていないこと,弱視レンズが高価であること,弱視レンズが光学的補助具としての欠点を克服するための,使用についての指導方法が確立していないことなどがあげられる。
 昭和42年8月1日より,弱視レンズ眼鏡型(以下弱視眼鏡と略す)が,身体障害者補装具として適用され,大部分が無償で給付されることになり,眼科リハビリテーションの今後に大きな期待がもてるようになつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?