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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科23巻6号

1969年06月発行

文献概要

第22回臨眼グループディスカッション

医原性疾患

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.843 - P.845

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 Ethambutol中毒による眼障害例の長期観察例
           玉井 嗣彦(松江市立病院)
 昨年臨床眼科当グループディスカッションで発表した2例の眼障害例のその後の経過について発表した。
 36歳男子例では,服用中止後1年4カ月を経過した今日,なお視力の回復をみず,両側の視神経萎縮をみる。視野は絶対暗点の消失をみたが,色視野の測定は不能であつた。ERG検査において,依然としてsubnormaltypeと律動様小波の消失をみた。600mμ付近の単色光ERGにおいて,いわゆる2谷a波を認め,網膜合併症の存在は否定できなかつた。網膜感電力測定検査においては,Ⅲの網膜感電力指数を示した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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